[心のケア]立ち入った質問には魔法のフレーズを

函館のずれることなく気持ちを聴く専門サロン

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今年に入ってから
ある心理学用語が急に知られるように
なりました。

その名は

ソーシャル・ディスタンス

(ソーシャル=社会、ディスタンス=距離)


スーパーにいくと
レジに足マークがあるでしょう?

あの間隔は人が向かいあって
前ならえをした時の距離
または腕二本分の長さで


見知らぬ人が近づいても
不快にならない距離感という意味から
"社会距離"と呼ばれています。






レジに並ぶ人は見知らぬ人だから
本来は腕二本分のスペースがいるのに

今までとれたスペースは
せいぜい腕一本分

腕一本分といえば
お友だち用の距離とされていますので

レジに並んでいる時に感じる
何となくの窮屈さは
気のせいなんかじゃなくて
テリトリーを侵されているという
本能的でごく自然な反応なのです。

ちなみに
お友だちよりも親密な関係では
腕半分の距離感に入られても快適で

いられると考えられています。





これを心理学の世界では
パーソナルスペースというのですが


レジの話からも分かるように

パーソナルスペースは

関係性(や状況)によって変化します。


距離感には

A 小さく前ならえをした時の距離感
B 前ならえをした時の距離感
C 向かい合って前ならえをした時の距離感
D それ以上


の4つのゾーンがあり、



関係性や状況を表す
【名前】がついています。

Aが恋人や家族など
親密な関係に許される【密接距離】

Bが友だち関係で許される【個体距離】

Cが見知らぬ人やビジネス等のシーン、つまり社会的状況で許される【社会距離】

Dが講演会など1対多数の状況【公衆距離】




パーソナルスペースは
親しいほど近くなり

親しみを感じにくいほど遠くなる

これがポイントになります。






それでは本題。


身体の周りに
パーソナルスペースが存在するように

実は心にも
パーソナルスペースが存在しています。



これ以上は立ち入って欲しくない
そんな心のテリトリーが
相手によって変わる
そんな経験はありませんか?


プライベートなことを親友に聞かれても
さほど気にならないのに

同じ質問を、

心の距離が遠い人や
あまり好きではない方
それから、、
社会的な関係性の人…例えば上司?
からされると
なぜか不快な気持ちがでてくる……




性格がわるいから?
心が狭いから?

そう感じてしまうのでしょうか?






いいえ、ちがいます❗️





これは本能








社会的な関係性にある人が
お友だち用のテリトリーに侵入すると
ピピーッ!ピピーッ!
と警報(アラート)が鳴る

このアラートの正体が不快感です。



ネガティブな気分は嫌われる傾向に
ありますが

この時の不快感というのは

心の大切なテリトリーを

侵されないようにするための

大切な働きを担ってくれているのです。






せっかく
アラートを鳴らしてもらっても

心のテリトリーを守る方法を知らなければ
本音を表現するのは実際むずかしい。

心の中では嫌なのに同調してみたり
自分を下げる言い方をしてしまったり
笑って流してみたり。

あとになって
飲みこんだ気持ちを思い出しては自己嫌悪

そんな状況が続けば
心は疲れてしまいますよね。






身体のことや健康状態
パートナーシップやライフスタイル
経済状況など

それほど親しくない関係にある方から
尋ねられた時の
とっておきのフレーズがあります。


にっこりしながら
「なぜ、それを聞きたいと思ったのですか」
と答えるんです。




不快感を覚えるのは
質問の意図を明確につかめないから。

親切心?いやみ?
え、どういう意味で言ってるの?

この辺りが見えないから
モヤモヤしてしまうんですね。




自己主張に関する本にはよく
「それってどういう意味?」
と切り返す例が載っていますが

すこし攻撃的なニュアンスもあり
相手が上司なら言いにくい
と感じる方もいるかもしれません。



「なぜ、それを聞きたいと思ったのですか」
というフレーズは

話に関心がある。
そして、ここの所が分からないでいる。
よりよい意志の疎通をしたい
だから、それを教えてもらえませんか?

という

肯定的なフィードバックとして
お相手に届くので
気分を害す方は、まずいません。



返事から
質問の意図が分かるのですが

言葉足らずの場合がほとんど
のように感じます。

たずね返すことで
コミュニケーションのすれ違いを
修正でき、場合によっては
お互いへの理解が深まることも
あるんですよ。



それでも極わずか、10回に1回くらい

失礼な人もいたりします。


だけどこんな風に返されると

「いや、そういう意味じゃなくて...」

となりますから


すかさず!


「そういう意味って、どういう意味ですかぁ?」


とぼけたフリして畳みかける(笑)

するとその人は二度と

あなたを粗末に扱うことは

なくなります。









失礼なことは失礼と感じていいし

失礼だと相手に伝えていい


それが出来なかったのは

手だてを誰にも

教わって来なかったから。




でも、これからは違います。


心のテリトリーを侵されそうになった時

本音を飲み込むことなく

魔法のフレーズで答え合わせをして


大切なあなたを、あなたの心を

しっかりと守ってあげてくださいね。

先日、何気なく窓を開けたら美しい彩雲がありました。


この雲は瑞雲といって昔から幸福の前兆と言われているそうです。


その日は11月11日

1並びのゾロ目の日&彩雲なんて
何だかとっても縁起が良さそうですよね!

あなたに素敵なことが訪れますように🌈  


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