[心のケア]心の充電率とアドバイスの関係

函館のずれることなく気持ちを聴く専門サロン

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前回の記事では
セッションで私がよく使う
心のエネルギーと心のバッテリー
という考え方について触れました。





さて、心のサポートをする際に
アセスメントという視点は
とても重要です。

人によって、また状況によっても
望ましいサポートは変わってきます。

アセスメントで私が重視するもの…
それが前回記事のテーマでもある
心のバッテリー残量つまり

"心の充電率"なんです。





今回は
アドバイスとこの心の充電率の関係
について書いていこうと思います。






駆け出しの頃
アセスメントの視点がほぼ無くて
お話に来た方を不用意に傷つけてしまう
ことが幾度かありました。

その経験をシェアすることによって
同じ涙を流す人が一人でも少なくなれば…

そんなことも願いながら書いています。








当時、私は
お話に来た方のためになりそうな
アドバイスを一生懸命行っていました。

その方は「はい!やってみますね」
と言って帰るのですが
相談が次に繋がっていかないのです。



同じ失敗を繰り返して
やっと分かってきたのが

アドバイスが功を奏するケースのほか
アドバイスが慎重に
用いられなくてはならないケースが
確実に存在するらしい


ということでした。



 



以下は*架空の事例として
読んでいただければと思います…

* 本質を損なわない程度にアレンジし
 来談者が特定されないようにした事例





お子さんが長いこと学校を欠席していて
心配だしどうしたらいいかわからない

そんな迷いの中で
相談に来られたお母さん。



私がしていたのは

お母さんの話とくに
"気持ち"
に耳を傾けるというよりはむしろ

これほどまでに
がんばって来たお母さんに対して

こんな方法があるから
やってみてはどうですか?
と声をかける。

それがイコール、

「お母さんがもっと頑張らなくては
いけないのですよ」

というメッセージを発していることに

私は全く気づいていませんでした。








今ならよく分かるのです…

なぜお母さんがそこまで消耗しきって
しまうのか。




まずお母さん自身が
孤軍奮闘している状況にあり

心には多くの負荷かかって
知らず知らずのうちに
充電率が少なくなっている

だけど、ご自身ではその事に
気づいていないことも多い。





そうやって
ぎりぎり踏ん張ってるところに
周りから良かれと届けられる
アドバイスや正論

「またか…」

「わかるけど、でも…」

「なんで分かってもらえないんだろう…」


自分が傷ついてもなお
お子さんを守るため防波堤になる

そんな風景が

本当は知られていないだけで
たくさんたくさん、あるのです。







アドバイスのあまり知られてない側面

それは

心の充電率の違いによって
アドバイスのもたらす結果が変わる
ということ。







心のエネルギーがたっぷりある人には
成長方向に引き上げるプラスの作用
をもたらします。

だから心身ともに元気な人への
アドバイスなら全く問題ありません。



ただ

心の充電率が少ない時には
上で見たように

プラスの作用よりも
マイナスの作用の方が
大きくなってしまうのです。








こんな時に一番助けになるのは
ただただ話を聴いてくれる誰かが
いてくれること。






アドバイスではなく
心から寄り添ってくれる存在が

真っ暗なトンネルの中で
進む足元を照らす
希望の灯りになるのです。






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